基本原理
PCMは独自開発の炭素系触媒(カーボンナノチューブ配合)により、燃焼改質に有効な領域の電磁波を効率よく発生します。その電磁波により、PCM本体を通過する燃料を構成している炭素水素系分子を均等に分散させ、単分子化させた各分子の爆発(酸化)を均等化すると考えられます。
そのことにより、エンジンのシリンダー内部での異常燃焼(ノッキング)を低減しエンジン音の静粛性向上や、より完全燃焼に近づくことによるトルクアップ、トルクアップすることによる燃費向上、さらには排気ガスのクリーン化にその効果が顕れることとなります。
PCM取付による燃費向上の実例(弊社客先モニター結果)
弊社モニターによる実例表です。
定期的なコースを回る沖合い生簀用漁船やダイバー船を中心に安定した運行の船舶と一般漁船を参考に選んでいます。ただし、冬季の気温が10℃を下回る時期は若干燃費向上率は低くなる傾向があります。また潮流、風、波、積荷など燃費に対しての変動要因にもご注意ください。
PCMの参考データ
PCM(燃料燃焼高効率化装置)排気ガス測定結果
実験条件
実験日 平成19年10月19日
実験場所 独立行政法人水産研究センター(水産綜合研究所)
施設名 機会実験棟 機関実験設備
燃料油 軽油
Gシリンダー(非接触型)排気ガス測定結果
実験条件
実験日 平成14年12月16日
使用車両 日産テラノ(平成2年初度登録)2600ccディーゼルエンジンマニュアルシフト
測定モード ディーゼル10・15モード※1
施設名 日本車輌検査協会
オペレーター 日本車輌検査協会のオペレーター
※1 決められた加速・一定速・減速を決められたタイミングでシフトチェンジを行いながら測定するもので、自動車カタログで燃費データに採用されるものです。
PCMの商品構成と適合
選定はメーカーへお問い合わせください。選定基準は、時間当たりの燃料消費量や馬力、燃料ホース(パイプ)径などによって変わります。
選定の基本は燃料の流量流速のため、出力(馬力)はあくまで選定の目安の一つです。エンジンの出力が同じでもメーカーや機種によって燃料の流速が違い、条件は異なります。また、タグボートや底引き網漁などの様に高負荷使用の場合は特に注意が必要です。選定時の確認として、必ず(株)ビー・テックへお問い合わせください。
PCM930の取付例
高速旅客船の設置例です
PCMの取付はキャビン内におけて燃料タンクとエンジンの間にあるIN側の燃料ホース(パイプ)に直接取り付けて固定します。本体フランジにはPF3/4もしくは5/8のネジが加工されております。
船体に特別の改造を加える必要はありませんが、Uボトルなどでしっかり固定する必要があります。船舶によっては取付スペースの確保できないタイプやシステム上取付困難な場合もあります。その場合はご了承ください。